護摩札について
当山では、毎年元日に「新年初護摩供」を行い、檀家さんみなさまの家内安全や病気平癒、所願成就等の祈願を行っております。みなさまのそれぞれの「お願い事」を仏様にお伝えし、今年一年の無事と、お願い事の成就をお祈りする、当山の大切な行事の一つです。
その中で、みなさまのお願い事を「お札」の形にあらわし、仏様の心(お力)を込めたものが「護摩札」です。当山では、毎年当山僧侶の手によって護摩札を手作りし、ご希望の檀信徒のみなさまにお授けしております。
護摩札の種類
護摩札には、「家内安全」や「交通安全」など、お願い事を端的に表すことば(願意)を書き入れるのが一般的です。
当山でも、お札のご希望をお伺いする際には、そのようなお願い事の種類(願意)をお尋ねしています。
願意には、次のような種類があります。
- 家内安全
- 身体健全
- 病気平癒
- 所願成就
- 商売繁盛
- 交通安全
- その他
願意に決まりはありません。護摩札の申し込みをされる際には、ご自身のお願いに沿った願意をお伝えください。
なお当山の護摩札は、1尺2寸(36センチ程度)の木札を基本としております。「交通安全」のみ、袋付きの小さなサイズのものでお作りしますので、身につけて頂いたり、車内に吊り下げてお使いいただけます。
護摩札サイズ追加と祈願料改定について
令和6年より、御札サイズを追加しました。
サイズ | 寸法 | 説明 |
---|---|---|
大札 | 幅 約8cm × 長さ 約36cm | 従来通りの大きさです |
中札 | 幅 約7cm × 長さ 約24cm | 令和6年から追加した小さめのサイズです |
小札 | 幅 約8cm × 長さ 約12cm | 交通安全のみ袋入りの小さなお札となります |
祈願料は、御札の大きさに関わらず、1枚3000円をお納めください。
※複数のお願いごと(願意)をされる場合は別の御札となり、それぞれ祈願料をお納めください。
※願主は連名にできません。会社名・団体名等にすることはできます。
お札の同封物について
お申し込みいただいた護摩札のお渡しの際には、このような2種類の紙札をご一緒にお渡ししております。
左のお札は、天台宗総本山である比叡山延暦寺にてご祈願されましたお札です。みなさまの「家内安全」と「所願成就」をお祈りしております。
右のお札は、古くから当山にて手作りしている「門守り」というものです。中には江戸時代から伝わる版木で刷ったお札が4枚入っております。家屋等の安全、魔除けのお守りとして、ぜひ玄関などにお祀りいただけますと幸いです。
これらの紙札は、護摩札を申し込まれた方全員に1枚ずつお渡しをしております。数に余裕がありますので、護摩札をお申し込みされない方や、複数枚お使いになる方は、ご遠慮なく当山までお知らせください。
護摩札のお申し込みについて
檀信徒のみなさまには、毎年12月に申込書をお送りしております。お札の種類(願意)とお願い事をされる方のお名前(願主)をご明記いただき、年末までにお送りください。
申込み書のない方や、記入欄が足りない方は、適当な用紙に必要事項をご記入の上、当山までお持ち頂くか、郵送またはFAXにてお送りください。
護摩札申込書はこちら→PDF
この申込書は、護摩供の際にご本尊さまの前でお加持させていただくために使用いたしますので、できるだけご自筆にて、丁寧にお書きくださいますとありがたく存じます。
護摩札は1枚3000円頂戴いたしております。郵送をご希望の方は、枚数にかかわらず送料・手数料として1000円を別途頂戴いたします。
元日に行う「新年初護摩供」以外の時期にお札をご希望の方は、当山までご相談ください。
護摩札メイキング
当山の護摩札は、白木のお札、水引、半紙から作るたいへんシンプルなお札です。昔ながらの作り方で、毎年手作りしています。
文字も手書きで、工場製のもののように綺麗な仕上がりにはなりませんが、こちらの方が1枚1枚に気持ちを込めてご祈祷できると信じてお作りしています。
こちらは「門守り」の中のお札を刷っているところです。江戸時代から伝わる版木を用いて、2種類のお札を刷っています。門守りにはこの2種類を各2枚ずつ収めてあります。